子ども夢パークとは
川崎市高津区にある子ども夢パークは、子供たちが安心して自分らしくでいられる場です。
そのため、子ども夢パークは子供、一人一人が大事にされるような居場所として存続するように支えている多くの大人たちの姿があります。
子ども夢パークでは子どもがチャレンジできるように、できるだけ禁止事項をつくらないで自分の責任で自由に遊ぶことを大事にしています。
子ども夢パークは子供たちの気持ちを軸に毎日変わっていきます。子供も大人も利用しているみんながつくり手になっている施設です。
子ども夢パークの施設
子ども夢パークは、子供の子供による子供のための活動拠点として、子供の最善の利益を優先し、子供の権利を全面的に保障することを目的としています。
子ども夢パークの施設は、子供たちがゆっくりと過ごすことができる多目的スペースのごろりや屋外の冒険遊び場として自由な発想で思いっきり遊べるプレーパークエリアや
学校外で多様に育ち、学ぶことを保障する不登校児童生徒の居場所としてフリースペースえんなどがあります。
その他にも、雨の日でも使用できる夜間照明付きのスポーツエリアや思いっきり音が出せる防音設備のスタジオ、乳幼児や障がいをもった人とその保護者のための部屋ゆるりなどもあります。
- プレーパーク
今の子供たちの遊びは、完成された既製の遊具を決まった使い方で遊ぶだけの遊び場があまりに増えてしまっています。
大人の管理の都合や一方的な価値観だけで決められたルールも多く、子供たち側からすれば、思いきり遊べる外遊びの環境はほとんどなくなってしまっているのが現状です。
ヨーロッパから始まったプレーパークという遊び場は、冒険遊び場とも呼ばれ、日本でも全国各地に広がりつつある新しい形の子供の遊び場です。
子供が好奇心や創造力を発揮できるよう、素材や道工具、自然の素材で、子供が遊びや遊び場を自分でつくる遊び場です。
工夫の仕方次第で無数の遊びが考えられますが、大きく分けてたきびと水遊びの二つになります。
- 優流里(ゆるり)
ゆるりは、幼児さんとその保護者や体の不自由な方が優先して使う部屋です。
ゆるりをより使いやすい部屋にする為に、子ども夢パークの子ども運営委員会が中心となり大改造をしました。床をコンパネと垂木で底上げしたり、
タイルカーペットを敷きつめたり、壁紙を貼ったりなど初めてのチャレンジもたくさんあり、、とてもいい部屋になっています。
- 創作スペース
創作スペースの創作には、二つの意味があります。一つは創作活動をするということで、二つ目は、ここで何をするかを創作するということです。
子ども夢パーク全体が、作り続ける施設なので、創作スペース自体を創作し、部屋にしたいという意見がでれば、壁をつくることも可能なのです。
日常は、スタジオ練習後の子供たちが、ミーティング場所として利用したり、夏などの暑い時期には涼んでいたり、冬の寒い時期には七輪を使って暖をとっていたりしています。
また、食器などを洗うための洗い場が備え付けてあるので、料理をしたり、水を使った遊びをしたりしています。
- 屋上広場
最近では屋上に入れるところが少なくなっていますが、子ども夢パークでは屋上の出入りは自由です。
子供たちにとって、高いところは人気スポットで、ひょうたんのような形をしていて、子ども夢パークの中で一番高いところです。いつも子供たちが集まってきて、
シャボン玉を飛ばしたり、寝転がって空の雲や星を眺めたりしています。
また、2階には手作りのハンモックがあるスペースもあります。このハンモックは、子ども夢パークに来ている子供たちとスタッフみんなで作ったものです。
今のハンモックは2代目で、子ども夢パークに関わる大人たちや子供で2ヵ月半かけて編み上げたものです。小さい子供たちだけでなく、中学生にも人気があります。